不思議の国、アメリカ：Rail Service/Max Light Rail編

大変お世話になった乗り物、Max Light Rail

アメリカに出向していた時に一番お世話になったのがコレ
日本の電車と似ていて全く違う。　僕はとても気に入ってしまった。

 アメリカは車社会じゃないの？

僕はアメリカ出向中は、オレゴン州のポートランド市ヒルズボロに住んでいました。　ヒルズボロと空港は車で30分ぐらいのところで、日本からの出向者は空港に行く場合は車で行って空港近くの駐車場に停めて出張や一時帰国していました。　でも僕は、アメリカのハイウェイが大の苦手で、それが理由でMaxを使い始めました。　アメリカのハイウェイは4車線、5車線あって、車線変更が大変だし、ハイウェイとハイウェイが繋がりに繋がっているので、目的地に行くまでに乗り換えを何度もやらないといけません。

    

これがダメで、空港に出張者を迎えに行くのに道を間違えたり、空港近くのイケアに行くのに1時間半もかかったりと大変な目にあっていました。　ちょうどアパートの目の前がMaxの駅だったので悩まずMaxを使うようになりました。　空港に行くときも（1時間40分程度かかりますが）、ダウンタウンに遊びに行くときも、ワシントンパークに行くときもMaxにお世話になりました。　ちなみに、僕は2年間でリースカーの走行距離が、たった5000ｋｍでした。　これはこれで問題ですね。 余談ですが、日本に帰ってきて高速を走った時、なんだかホッとしました。　2車線のコンパクトさ、高速の接続のシンプルさ、こじんまりした日本が落ち着きます。

Maxって何がいいの？

 何がいいって、まず料金の安さ。　チケットを有効化して2時間半以内にMaxの利用が終わるなら2ドル半、それ以上なら5ドル。　そのうえ、乗り降り自由でバスにもダウンタウンの中のシティーカーにも乗れる。

次に路線網が縦横無尽に広がっていて、色々なところに行ける。

その次は、乗り降り簡単。　運転手だけで4両の電車を動かしている。　駅にも電車内にも駅員や車掌はいない。　Maxが来てドアが開いたら乗り込む、降りたい駅に着いてドアが開いたら降りる。　乗り降りの際にチケットを何かに通すなんてことをやらなくて良い。　無賃乗車は大丈夫？と思わず心配になる。　時々、チェックの人間が不意打ちでチケットのチェックをやっているみたい。　これは本当にストレスフリーだった。
それと日本ではなかなか想像できないが、Maxには自転車をぶら下げるための棒が車両内にあり、自転車でMaxの駅に来た人が、そのまま自転車をMaxに持って入って、その棒にぶら下げている。　最初に観たには、ちょっとビックリ。　

ところがMaxに持って入れるのは自転車だけではない。　なんと犬も一緒に乗れる。　これはこれで飼い主は大変助かると思うが慣れていない我々は、おっかなびっくり。　アメリカでは日本とは比べ物にならないくらい動物を大切にしている。　ある意味で家族の一員として対応している。

そんなMaxでも、ちょっと怖いことも

昼間のMaxは家族連れも多く、至って安全だが、夜の8時を過ぎると何となく怪しげな乗客が増えるとのこと。　ある時は社内で殺人事件も起きたし。　ここはアメリカなんだということを痛感させられる。　それでも僕はMaxが好きが。　お世話になりました！