変わりモノがいい!

変わりモノには価値がある・・・ハズ?

不思議の国、アメリカ:GOODWILL編

ものを買わなくなった原因は、こういうところにもあるかも。

アメリカでの生活では、ゴミの処理に気を使ったことが無かった。 アパートでゴミを捨てるとき、生ゴミ、瓶や缶やペットボトル、他、以上終わり、だった。 ところが日本では、ゴミの区分は多岐にわたり、なおかつ、ペットボトルにフィルムが付いていたらいけないだの、粗大ごみの寸法はこれでないといけないだの、普通の住人は、どうやればよいの、と悩むことが多々ある。 特に粗大ゴミは悩む。 アメリカ人が沢山のモノを買うことは有名だが、いくら家が大きいといっても限界があるでしょ。 いらなくなったものは全部捨てているのかね?と思ったら違っていました。 日本には無いものがありました。 それが、GOODWILL 素晴らしいシステムと感激しました。

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GOODWILLに行ってきました。

GOODWILLを知ったのは、アメリカ出向中に友達とドライブに行ったとき。 車の中で色々な話を皆でやっているときにスピーカの話になり、友達の一人がGOODWILLでマランツのスピーカを格安で買ったという話をした。 それが破格というレベルを超えた値段で、なんでそんなに安いの?と聞くとGOODWILLというお店の説明をしてくれた。 なんとGOODWILLにある商品は全て寄付とのこと。 それを売っている、と。 え~、そういうビジネスが成り立つんだ、新品好き、中古嫌いの日本人には向いていないな、と思った。 でも、話を聞いていると、なんでもある。 本当に何から何まである。 ということで、ドライブの途中でGOODWILLに寄ってもらうことにしました。 なんとGOODWILLは全米に3200以上の店舗があるとのことで、町々にお店がありました。

アメリカの多様性をここでも感じました。

お店の中には、分類でいえば生活用品がメインでした。 膨大な衣服、靴(これにはビックリ、引いてしまった)、食器類、調理器具、これに加えて、家具、家電、装飾品、スポーツ用品、おもちゃ、 等々

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品物の程度は、本当にピンキリ。 良いものもあれば、えっ、こんなの売っていいの?と思うものもある。 要は、お客が選ぶわけで、欲しいと思うお客がいれば売れるし、いなければ売れない。 アメリカは格差社会だ、と言われるが、僕はアメリカにいて、アメリカ人の多くが非常に幸せそうに暮らしている姿を多く見てきた。 皆が裕福だということではない。 ホテルで働いているメキシコ系のおばちゃんも、スーパーで働いているお嬢さんも青年も皆幸せそうだった。 それぞれの人は、それぞれの人にあった暮らしをしていた。 そんなに生っちょろいものでは無いという声も聞こえるが、なんとなくだが、日本のほうが住みにくく感じた。 このGOODWILLにしても、日本では絶対に受け入れられないと思った。 そんなことはない、ブックオフハードオフがある、という声も聞こえそうだが、レベルが違う。 GOODWILLでは、あるがままの姿で売っている。 靴を見た時は驚いた。 ジーパンやシャツは手に取って見てみたが、流石に靴には手が出なかった。 でも、このGOODWILL、馬鹿にできない。 品物は全て寄付されたもの、と書いたが、そこに秘密がある。 そうなんです、掘り出し物がのです。 たまに高級ブランド品があるのです。 例の友達が買ったというスピーカもレトロな品で高級品です。 そういうものを宝探しのごとく探して回るのも悪くないかも、なんて思いながらお店の中を歩き回りました。 でも、1回では無理ですね。 定点観測ではないが、お店を定期的に見て回って掘り出し物が見つかったらめっけもの、という心の余裕が必要ですね。 これが日本人には必要かも。 GOODWILLによってアメリカの不要なゴミは減らせているのではないかと思います。 食品廃棄の量が日本はダントツに多いという話ですが、食品以外のものに関しては分別廃棄を厳しくしている関係で、ゴミを出せなくなりました。 ということで家の中はモノで一杯です。 結果、皆、モノを買わなくなりました。 これはこれで問題です。 世の中に良い循環を作る必要があります。 乱暴な意見かもしれませんが、GOODWILLは良い循環を作っていると思います。 GOODWILLで驚いてはいけません。 なんとGOODWILLのアウトレットがあるのです。 ここにも行ってみました。 多くのお客がいました。 アメリカの格差社会そのままですが、それでもアメリカという国、アメリカ人は受け入れて日々の生活を送っています。 頼もしい限りです。
アメリカを見ていると多様性の大切さを痛感します。 純血種は弱い。 我々日本人は、もっともっと強くしたたかに生活していく必要があります。 60過ぎてアメリカでかつしたわけですが、もっと早くに来ればよいと思った次第です。 皆さん、だまされたと思ってアメリカに行って生活してみてください。 そこには日本を強くするためのヒントが沢山あります。 皆で日本を強くしていきましょう。



 

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