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お宝発見:はじめてのロボット創造設計

二匹目のドジョウを見つけました。

先日、ひょんなことから本棚にある、僕らのパソコン10年史、という本を見つけた、と記事を書きましたが、2匹目のドジョウを見つけました。 
今回のドジョウは、はじめてのロボット創造設計、という本です。 2001年初版で2003年発行のものです。 なぜこの本を2003年に買ったのかな?と、思い出そうとしても思い出せませんでした。 2003年と言えば僕が46歳のころで、41歳で心筋梗塞を発症して5年後。 多分、最前線のラインから離れ管理系の部署で仕事していたのでエンジニアであることを忘れないようにするために、エンジニアであり続けないといけないと自分に言い聞かすために買ったのかなと思います。 その意味で僕にとっては、お宝、なのですね、この本は。

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この本の良さは、読んだ人が、ロボットを設計するとはどういうことか、ということを理解でき、その目的のために必要なことが何かを明確にし、それを読者が理解できるように、概念図や図表や式や写真をふんだんに使って説明しています。 ロボットというとHONDAのロボットや村田のロボット、ソフトバンクのロボットなどがTVで取り上げられ有名ですが、そういうものに惑わされず(言いすぎかな?)、地道に勉強できる素材を網羅している点で、本書の右に出る本はそうそうないと思っています。
ロボットに興味がある方、ロボットを若者(小学生や中学生、高校生を含む)に教える立場の人にお薦めです。
参考までに目次を下記します。 目次を見るだけでも本書の素晴らしさが判ります。
僕は、と言えば、残念ながらロボット創造設計を行うことができず、できちゃったロボット(できるよロボットもね)を組み立てて遊ぶのが精一杯でした。 その様子は過去の記事を参照ください。 こんなに沢山のロボットを買ったのも、この本の影響が大きいと個人的には思っています。 いつかは自分で設計したい、と。 www.kawarimonogaii.com

 

www.kawarimonogaii.com

 

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目次
第1部 ロボット創造設計
 1 車輪型移動ロボットの創造設計
  ・車輪の配置と舵取りはどうする?
  ・車輪の取り付けと動力の伝達
  ・自分の位置はどうしてわかる?
  ・どんなモータを使おうか?
  ・走行制御はどうする?
  ・ほんとうは大事なことだけどここには書けなかったこと
 2 腕型ロボットの創造設計
  ・どんなロボットが良いロボット?
  ・マニピュレータの構造と動かしやすさの関係
  ・マニピュレータを作るには 
  ・マニピュレータの動かし方
  ・これからのロボット
 3 歩行ロボットの創造設計
  ・歩行ロボットの何が難しいか
  ・歩行ロボットのメカニズム
  ・歩行ロボットの動かし方
  ・2足歩行ロボットのバランス制御
  ・4足・6足歩行ロボットのバランス制御
  ・生物に学ぶ歩行ロボットの展望
第2部 ロボット工学百科
   ロボットの設計に必要な知識を網羅しています 
 1 基礎知識編
 2 アクチュエータとセンサ編
 3 動力伝達要素編
 4 開店要素編
 5 固定要素編
 6 材料編
 7 電気・電子部品編
 8 応用編

この本は、僕が買ったのちの2007年、日本機械学会教育賞を受賞しました。 これ以外にも、文部科学大臣表彰にも輝いています。
その意味でも、ロボット製作の最強のバイブルと思います。
お薦めです。
著者は、千葉工業大学の米田完教授です。
千葉工大のコマーシャル動画を添付します。 結構面白いです。
こういう素材を通じて一人でも多くの日本の子供たちが科学、工学に興味を持ち
この世界に入り、世界に誇れる技術を生み出して欲しいと思っています。
日本国民のため、自分の家族のために。


千葉工業大学ロボット特集ムービー

 

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