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Jetson nano 2GBの設定

Jetson nano 2GBの設定を行います。

今まで幾つものマイコン的なものの設定をやってきましたが、そのたびに思うのが、ネットって凄い、ということです。
設定を行う際に、メーカのホームページや取扱説明書を見ながら進めていきますが、往々にして記載の通りでは上手くいかないことが発生します。
その時に頼りにするのがネットの情報です。
本当に有り難い存在です。
今回のJetson nano 2GBの設定は、過去のものに比べると手順もシンプルで悩むものはほとんどありませんでした。
流石、NVIDIAと感心したのですが、一つだけ上手くいかないものがありました。

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そのことについて記録に残しておこうと思います。
それでは、Jetson nano 2GBの設定開始です。

まずは、OSをMicroSDカードに書き込みます。

Raspberry Piと同じように、OSをMicroSDカードに書き込んで、そのカードをJetson nano 2GBのカードスロットに差し込みます。
このサイトからイメージファイルをダウンロードします。

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そしてEtcherを使ってMicroSDカードにイメージファイルを書き込みます。

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書き込んだMicroSDカードをカードスロットに挿入して電源ON
設定の手順は下の記事を参考にして進めました。

www.souichi.club

記事では有線Lanを使って行っていますが、僕は最初から無線Lanでやりましたが全く問題なく設定できました。
また、使用言語は英語にしました。
使用目的からして日本語はあまり使わないかな、という判断です。
立ち上がった画面がコレです。

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上手くいって良かった、さて次は、ということで、SSH接続の準備にとりかかりました。
でも、これが記事の通りにはいきませんでした。

Micro USBで繋がらない。

Jetson nano 2GBのMicro USBとパソコンのUSBを繋いでSSH接続をするのですが、これが繋がらない、何度やっても、ケーブルを変えても、ダメ。
NVIDIAのホームページやNVIDIAが提供しているYoutubeの動画でもMicro USBとUSBを繋いでSSH接続するとあるのですが、繋がらない。
無線Lanを設定しているので、それを使ってSSH接続すれば問題はないのだが、どうも気持ち悪い。
普通にできないといけないことができていない。
上の記事にもNVIDIAもケーブルを繋ぎます、としか書いていない。
結局この日は原因が判らない状態で次の作業へと進めていきました。
今日、NVIDIAチュートリアルでJetson nano 2GBの学習をやり始めたのですが、チュートリアルにはセットアップの動画もあり、おさらいを兼ねて見ていました。
その時に動画を見ながら不明な点や疑問な点が出たらネットで情報を調べるということをやっていました。
そして、見つけました。
なぜ、Micro USBとUSBの接続でネットワークの構築が上手くいかないかを説明した記事がありました。
それが、コレ。

intellectualcuriosity.hatenablog.com

原因は、DHCPが不安定になっていたことのようです。
対策は、IPアドレスの固定、でした。
この記事では、ブリッジのことも書いていましたが、ルーターへの影響もあるので、僕はやりませんでした。
ネットへの接続は無線Lanでやり、Micro USBはパソコンとの接続に特化したつかいかたにしました。

次に悩んだのがDockerコンテナの実行です。

下の記事に従って設定を行っているのですが、Dockerコンテナの実行のためのShellスクリプトに記載するバージョンが判りませんでした。

www.souichi.club

dli-nano-ai:v2.0.1-r32.4.4という記載を今回インストールしたJetpackのバージョンに対応したものに変更する必要があります。

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調べた結果、今回は、Jetpack4.5.1なのでLinux Driver Package[L4T]のバージョンは32.5.1となり、この32.5.1を使って、
dli-nano-ai:v2.0.1-r32.5.1とすれば良いようです。

developer.nvidia.com

これも詳しい説明がないので、知る人ぞ知る、でした。
素人の僕には判るまでに時間を要してしまいました。
これでやっとDockerコンテナの実行ができる、と、実行するとエラーが発生して上手くいきませんでした。
これも判ってしまえば何ということがない問題ですが、判るまでに少し時間がかかりました。
原因は、
--device /dev/video0
という記載をしておきながら、USBにカメラを接続していないことでした。
Jetson nano 2GBは廉価版であるため、Jetson nanoに比べメモリ容量が小さいだけでなく、USBぽーとも4つから3つに少なくなっています。

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現時点で3つとも使っていました。
USBキーボード、wifiドングル、USBマウス
さて、どうしよう、と悩んだ末に、Bluetoothキーボードとマウスを持っていたので、Bluetoothドングルを買ってキーボードとマウスを接続してUSBポートを1つ空けることにしました。
Jetson nano 2GBはBluetoothのアダプタを搭載していないのでBluetoothを使うにはBluetoothドングルが必要です。
とういことで下のモノを早速買いました。

 買った後になって商品の説明を読むとwindowsにだけ対応でLinuxはダメと書いてありました。
参ったな、ダメな場合には下のようなキーボードを買うしかないかな、なんて思っていました。

今日、Bluetoothドングルが届き、早速使ってみると運がいいことに認識でき、問題なく使うことができました。
ラッキーでした。
最終的な姿はコチラ。

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これでDockerコンテナを実行できます。
Dockerコンテナを無事に実行できたら、いよいよJupyterLabの実行です。
いよいよJetson nano 2GBが動きます。

ということで、今日はここまで。
では、また。

 

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