やっとJetson nano 2GBが復活しました。
いや~手間取りました。
Jetson nano 2GBが動かなくなったのが6月22日。
Jetson nano 2GBをリカバリーモードにして外部のUBUNTUパソコンを使って設定しなおせば復活できる可能性があることが判り、UBUNTU用のパソコンの調達をしました。
メルカリで中古のLenovo U350を見つけ5000円だったので悩まず購入しました。
届いたのが6月24日。
発送時にUBUNTUが入っているということで、すぐに使える状態でした。
本当は楽勝だったはずなのですが、ここからドツボにはまりました。
入っていたUBUNTUのバージョンは20で、リカバリーで使用するとあったUBUNTUのバージョンは18です。
まあいいか、リカバリーをやってみようと下の記事にあるようにやってみましたが、大前提であるJetson nanoの接続が認識できません。
リカバリーモードは、Jetson nanoとホストPCであるUBUNUパソコンをUSBで接続して行うのですが、USBで接続してもJetson nanoの認識ができませんでした。
Jetson nanoをリカバリーモードで動かすためのジャンパーピンの設定も確認しましたが、間違いはありません。
え~、UBUNTUのバージョンが20であることが原因?と思ったところから不幸が始まりました。
jetson nanoをレスキューするはずのUBUNTUパソコンのレスキュー開始です。
それでは、ということで、UBUNTUパソコンのOSとしてUBUNTU18.04.03を入れました。
このときに既存のバージョン20のUBUNTUを残しておけば良かったのですが、20を削除して18を入れることを選択しました。
その際に何かを間違えたようで、UBUNTU18.04.03を入れたパソコンが全く立ち上がらなくなりました。
レスキュー隊員であるUBUNTUパソコンがレスキューされる事態になりました。
後に判ったことですが、Grub設定ファイルが無くなってしまったようです。
この方面はあまり詳しくなく、このことが判るまでにも時間を要してしまいました。
Grub設定ファイルの修復も試しましたが上手くいきませんでした。
kledgeb.blogspot.com色々調べた結果、UBUNTU LiveUSBを使うことで何とかOSのインストールが出来そうとということが判りました。
この時に、またチョンボしてしまいました。
USBメモリとしてSDカードを使いました。
これです。
USBソケットにSDカードを挿入してUSBメモリとして使います。
手持ちの普通のUSBメモリの容量が8GBだったので、容量が大きいほうが良いだろうと思い、32GBの容量のSDカードを使うこととしました。
その結果、
Live USBを使ってのOSインストールを行った際に、インストールが順調に進み、もうちょっとで終わる、というところでエラーが発生し、インストールを失敗してしまいます。
???
頭の中には???が沢山。
何度やり直しても同じ結果です。
この段階でも色々と悩み、色々なことをやってみましたが全てダメ。
再度、Live USBを使った方法に戻ってOSインストールの状況をじっと見続けていました。
エラーが出た時のメッセージを落ち着いて見てみると、インストールに使っているCDやDVDが汚れていないか、というようなメッセージになっていました。
どういうこと?と思い、ひょっとしてSDカードに問題あり?ということでSDカードをやめて、普通のUSBメモリを使ってやってみました。
そうすると、なんと、OSのインストールは嘘のように何の問題もなく終わりました。
悩まなくて良いことで悩んでいたようです。
まあ、こういうこともありますね。
立ち上がった後のLenovo U350の画面がコチラ。
UBUNTU18.04.03の画面です。
それではJetson nano 2GBのレスキュー開始。
やっと準備が整ったのでJetson nano 2GBのレスキュー開始です。
Jetson nano 2GBとUBUNTUパソコンをUSBケーブルで繋いでリカバリーモードで起動します。
そして、UBUNTUパソコンのターミナルから以下を入力してJetson nano 2GBが繋がっていることを確認です。
lsusb
ところが、なんと、いません。
存在すべきJetson nano 2GBが繋がっていません。
そんなバカな。
下の記事にも問題となりそうな点はなにもなく、ネットで関連情報を調べても何も出てきません。
でも、現実は、jetson nano 2GBを認識できていません。
そういえば過去にも同じようなことがあったな、ということを思い出しました。
RPLidarをパソコンに繋いだ時に認識できずに悩んだことがありました。
その時の原因は、USBケーブルでした。
今回も?と思い、別のUSBケーブルを探して繋いでみました。
結果、下の画面にあるようにちゃんと認識できました。
NVidia Corp.とあるのがJetson nano 2GBです。
えっ?ひょっとして、最初からこれが原因だった?
という考えが頭をよぎりましたが、仮想環境ではリカバリーモードは上手くいかないと記事に書いてあるのでUSBケーブルがマトモであっても仮想環境ではリカバリーモードは動かなかったんだろうなと思います。
無事につながったのでリカバリーモードでの作業開始です。
SDKManagerを起動します。
起動から終了までには、長い時間がかかりました。
2時間ぐらいかかったと思います。
途中、無線wifiの設定ができないというメッセージがでましたが、それはリカバリーには特に問題とはならず、粛々と作業は進んでいきました。
無線wifiの設定は別途マニュアルで行いました。
そして無事終了。
jetson nano 2GBが復活しました。
その画面がコチラ。
明日からjetson nano 2GBへのJetracer Proアプリのインストールと設定を行います。
これも問題ありと思います。
本来は、Jetracer proのアプリはJetson nano B01用なので2GBは対象外です。
さて、何が起きることやら。
今日はここまで。
では、また。