変わりモノがいい!

変わりモノには価値がある・・・ハズ?

HackRF Oneなぜ動かないの?

RTL-SDRは完璧に動いています、が。

Interface 2021年5月号 Pythonで無線信号処理の記事に則ってRTL-SDRを動かしました。
この行為を通じてRTL-SDRに関する理解が進んだと思います。

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ちなみに動作結果がコチラ。
1)受信したI-Q信号(複素数ベクトル)の表示

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2)受信信号スペクトル表示

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3)連続入力したI-Q信号のスペクトル

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4)I-Qサンプルを連続取得しスペクトルとスペクトログラムを表示

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5)デシメーション結果のスペクトルとスペクトログラム

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これで気を良くしてHackRF Oneでも同じようにやろうとコードの修正を行いましたがHackRF ONE用のライブラリを揃えることができず受信データを入手できませんでした。
困った、さてどうしようとネットを探していると以下の記事を見つけました。
gqrxというものを使うとHackRF ONEがキチンと認識されているか、動作しているかが判るようです。

ttrf.tk

早速確認!

gqrxをMacbook proにインストールしてRTL-SDR、HackRF ONEを接続して調べてみました。
結果はコチラ。
ダメでした。
これがRTL-SDRの結果でFM福岡の周波数の所にキチンと波形が出ています。

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こちらがHackRF ONEの結果で何も波形が出てきません。

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HackRF ONEの本体の表示には、中心周波数や設定したゲインがちゃんと出ておりパソコンとの通信は問題なくできており、受信の問題または受信したデータのパソコンへの送信の問題と思われる結果となりました。

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さて困った。
HackRF ONEの内部に入ってのチェックをするしかなさそう。
そこで見つけたのがコレ。
Macbook proにhackrfというアプリを入れてHackRF ONEが認識できているかとか、HackRF ONE内部のレジスタの読み書きができるみたい。
ということでインストールして調べてみました。

lowreal.net

結果がコチラ。
コマンド hackrf_debug --si5351c -n 0 -r に対して
[ 0] -> 0x01 # 認識されている場合
[ 0] -> 0x51 # 認識されていない場合

ですが、下の写真にあるように0x01という結果が返ってきておりHackRF ONEはキチンと認識できていることが判りました。

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HackRF ONE内部の受信レジスタを読んでみると以下の結果となり、データのやり取りには問題はないのだろうなという結果になりました。

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問題は、受信データが望むものでない可能性が高くなりました。
HackRF ONEの画面から操作てFM福岡の周波数を受信しようとした時の結果がコレ。
80MHzに筋はあるものの明らかに変な結果です。
このHackRF ONEは届いたときに不要なネジが本体内に入ってコロコロ音を出していた経緯もあるので明日は分解して調べてみようと思います。

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いや~久々の中国品質かも。
今日はここまで。

では、また。

 

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