変わりモノがいい!

変わりモノには価値がある・・・ハズ?

経過報告:Raspberry Pi 3 B+修理中

動かない理由は判りました。

前回の記事でRaspberry Pi 3 B+のジャンク品が動かない推定原因を書きました。
昨日テスターが届いたので早速レギュレータの出力を調べてみました。
レギュレータが作っている電圧3.3V、18.V、1.2V全てが0Vと、出力がされていないことが判りました。
何らかの原因でレギュレータが破損したようです。

f:id:ken2017:20220119121209j:plain
レギュレータは上の写真の左下のちょっと大きめの四角くて沢山のピンが付いているチップです。
単に3.3Vだけの故障であれば当該ラインのLを除去し、ラインの接続用のハンダ穴からハンダを抜いてやれば良いと思っていましたが、ちょっと重症なのでこのやり方ではダメというか面倒です。
急遽方針変更し、レギュレータを基板から取り除くこととしました。
DIP部品の取り除きは嫌というほどやったことがありますが、面実装部品は経験がありません。
ネットで調べてみると2つ方法があるみたいで、一つは除去専用のブロアーで熱風を当て部品を外す方法、もう一つは下の記事のようにハンダにハンダを吸わせ除去する方法があるようです。

www.analog.com

どちらの方法もハードルが高すぎて真似できません。
ということで無謀な方法に走ってしまいました。
それは、機械的な除去、です。
ニッパーでチップを破壊し除去しようというものです。
自分でも無謀なことをやったものだと思います。
現時点の状態はコレ。
写真左下の黄土色のところが破壊されたレギュレータです。

f:id:ken2017:20220121160024j:plain
想定外だったのは、
チップのリード(足)が小さすぎて1本1本を個別に切れない。
どうやらリードだけで基板に付いているのではなくチップの底面も基板に固着している、ということです。
途中から、コリャ失敗だな、と思いながら、途中でやめても仕方ないので行くとこまで行くかと作業を続けています。
この状態では基板に電源を供給できないので、テスターで5Vラインの導通を確認しました。
見事に5VとGNDが短絡しています。
レギュレータを除去する作業でチップのピン間がショートしたんだろうと思います。
手持ちのニッパーはプラモデル用で歯が大きく細かなことができないので急遽、精密ニッパーをAmazonで手配しました。
続きの作業は、それが届いてからです。
精密ニッパーでチップをより綺麗に除去し、電源ラインのショートが無いことを確認出来たら次に進めます。
可能性は低いかな、と思いますが。
これで上手くいったら外部電源を使ってRaspberry Pi 3 B+を動かしてみようと思っています。
その電源の候補がコチラ。
必要最低限で考えるとCPUやその周辺用の電源である3.3Vと1.8Vだけでよいので下の電源モジュールでいけそうです。

気になるのは、Raspberry Pi 3 B+から1.2Vが加わっていることであり、ひょっとするとwifibluetooth関係の電源であるかも知れません。
このあたりはもう少し調べてみようと思います。
1.2Vが必要となった時には下のモノが候補としてあります。

japanese.alibaba.com

または、1.2Vを諦めてwifibluetoothはドングルを使うという手もあります。
いずれにしても明日手に入る精密ニッパーでの作業次第です。
どうなることやら。
今日はここまで。
では、また。

 

プライバシーポリシー お問い合わせ