変わりモノがいい!

変わりモノには価値がある・・・ハズ?

久々にミニPCを買いました。

悩んだ末に買いました。

2週間前ぐらいから気になるミニPCがありました。
それは、minisforum TH50です。
姿は、コレ。

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ミニPCなので画面もキーボードもありません。
今なら定価の13000円引き、という甘い言葉に悩まされ、2週間、色々と調べた結果、えいや、と、購入のボタンを押してしまいました。
CPUがcore i5 11320H、GPUIntel iris Xe Graphic、 メモリが16GB、SSDはM2の512GBで、68700円です。
要は、インテルの11世代CPUに高速のGPUが載ってこの値段です。
明らかにお買い得と思います。

Minisforum EliteMini TH50store.minisforum.jp

今はAMDのCPUが華やかに宣伝されていますが、インテルのCPU開発のために装置を開発し工程獲得競争を続けてきた身としては何とかインテルには勝って欲しいし、インテル製品を買いたいという気持ちが強く働いています。
今回の購入判断には、そういう面も強く影響しています。

ネットでの評価は如何に?

この2週間、色々と調べました。
結果は、悪くはないが、というものでした。
というのもインテルの12世代CPUが発表されており、これがAMDを遥かにしのぐ性能を持ったものと言うので11世代を買うのではなく12世代を買うべきだ、というものです。
12世代を称賛する動画はコチラ。


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インテル11世代CPUを搭載したminisforum TH50の評価はコチラ。
仕事用には悪くないけどね、というものがほとんどですね。


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minisforum TH50に2万円ちょっと足すと、皆が絶賛しているminisforum HX90が変えます。
minisforum HX90の絶賛動画がコチラ。


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でもこれにはAMDが載っているんですよね。
これを買うわけにはいきません。
どうしようかな、と悩んだ結果、インテル11世代について調べてみることにしました。
というのも、僕は昨年は手持ちのパソコンを整理して一時期は2台にまで減らしたのですが、今は、また増えて4台ほど持っています。
その内訳が、
Surface Laptop2インテル7世代core i5アメリカで2018年に購入(windows10)
Macbook Pro16インテル9世代core i9、2020年購入(MacOS、windows10)
Lenovo Ideapad DuetMediatek ARMチップ、2021年購入(chromeOS、UBUNTU)
Lenovo Ideapad U350:中古で購入(UBUNTU)
Macbook Pro 16にwindowsを入れているのはSteamsでゲームをやるためのものです。
windowsの切り替えが面倒で、結局のところあまり使っていないのが実態です。
メインマシンは、SurfaceLaptop2で毎日使っています。
Macbook Pro16は勿体ないことにネットフリックスやyoutubeを毎日流す存在になっています。
こういう中でminisforum TH50を買うということはメインマシンであるSurface Laptop2に置き換えることを前提にする必要があります。
Surface Laptop2にも購入に関する思い入れがあり、これはこれで手放せない存在です。

www.microsoft.com

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下の表はインテルの開発コードを説明するものです。
コード名Haswell(P1270)の獲得を目指して装置の開発を進めていましたが時間的に厳しくて14nmプロセスであるBroadwell(P1272)からの適用となりました。
我々が開発した製品の最初の適用コード名がBroadwellのP1272プロセスでした。

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そういうこともあって、P1272プロセスを使ってできたインテルのCPUを搭載したパソコンが欲しいなと思っていた時に出たのがSurface Laptop2でした。
これがまた安かったので。
アメリカのMicrosoftcore i5、8GB、256GB、画面は2256x1504で700ドル台だったように記憶しています。
僕は、Surface Laptop2には本当に満足しています。
普通の作業には何の支障もなく動きますし、画面も精細で美しいです。
引退させるにはもったいない感じがしますが、一旦お休みさせようと思います。

minisforum TH50のCPUってなに?

minisforum TH50には、インテル11世代のCPUが載っており、コード名はTiger Lakeです。

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これは10nmプロセスのCPUになります。
これは多分P1274プロセスで、僕がアメリカに出向していた時にインテルが歩留まり、生産性改善で悩みに悩んでいたものだと思います。
この活動には我々も全面的に参加したわけですが、非常に難しいお題であったと記憶しています。
たった10nm程度の膜を数分から数十分かけてエッチングするわけで、車で言えばブレーキを踏んでエンジンを吹かして少しづつ前に進むというようなものでした。
排気ポンプにも負荷がかかり、ターボ分子ポンプの故障予知機能なども開発しました。
故障して動かなくなる1週間前に故障を予知するというものです。
装置性能の劣化を見つけ、いつも同じ状態で処理できるようにと装置状態の劣化の具合を機械学習を使って判断するような機能の開発も進めていました。
そういうことをやってきた結果として出てきたCPUがTiger Lakeになるわけで、これはこれで感慨深いものがあります。
ということでインテルの最新CPUである12世代Alder Lakeが出たにも係わらず、インテル11世代CPUであるTiger Lakeを載せたminisforum TH50を買うことにしました。
これも中国のメーカなので手配から到着までは1週間チョットかかります。
気長に到着を待ちたいと思います。
参考までのインテルのロードマップ的な図を載せておきます。
インテル、頑張れ!

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今日はここまで。
では、また。

 

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