変わりモノがいい!

変わりモノには価値がある・・・ハズ?

初めて確定申告をしました。

初めて確定申告をしました。

昨年3月末でアメリカへの出向を終え、日本に帰ってきたタイミングで会社生活に終止符を打ちました。 シニア社員としては65歳まで残ることができるわけですが、会社でやるべきことは終えていたので自由になる道を選びました。 4月から個人事業主に転身です。 そこに待ち構えていたのが確定申告です。

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アメリカでは皆、自分で確定申告をしないといけないので確定申告自体はアメリカでやったのが初めてではありますが、このときは最低限のデータ入力のみを行えばデロイトが全部やってくれたので確定申告をやったという実感はありませんでした。 唯一のメリットは、初めて我が家の資産と負債の全貌を把握できたとことでした。 ということで、春に税務署で行われた確定申告の説明会に行って話を聞きました。 節税のためには青色申告をすべき、ということだけ理解できましたが、青色申告に必要な書類は作れそうにないなと思いました。(複式簿記が必要、とか) こういう状況で個人事業主としての活動を開始しました。

今から始める人への提案

今から個人事業主になり、確定申告を始めようとしている人に幾つか提案があります。
1)確定申告ソフトを一日でも早く契約する。
2)経費で計上できる項目を見極める(通信費、電気料金他)
3)入金用の口座を決める、出金用の口座を決める。
4)請求書、旅費明細書などの定型フォーマットを準備する。
5)兎に角、領収書は項目別にこまめに整理する。
僕の経験から考えると、上の4つのことを行うだけで確定申告は劇的に簡単になります。

確定申告ソフトのメリットとは、

確定申告ソフトは、月に千数百円程度費用がかかりますが、悩まずに契約するべきです。 理由は簡単、取引銀行のデータや費目のデータを設定しておけば、自動で仕訳をしてくれます。 この場合は、ほぼ何もしなくてOKです。 僕は自動仕分けまではやりませんでした。 手動仕訳でデータを整理しましたが、銀行口座の取引データを自動で取り込めるために、取り込み後の仕訳だけを行えば良いので、本当に楽ちんでした。 これを毎週1回、毎週が面倒ならば、毎月1回行うだけでOKです。 このことは、事前にネットを調べたりはしましたが、実際に自分で経験しないと判らないことと思います。 また、経費で計上できる項目(通信費や電気料金他)の按分設定もできるため、この関係の手間も大幅に低減できます。 ちなみに僕が使っている確定申告ソフトはコレです。 

費用計上できる項目は、家事按分についての基礎知識を学んで漏れなく設定を!

僕が反省するのはこれ。 会社員で長年勤めていると費用計上をキチンとすることに対する感覚が自営業の人たちとは大きく違うと思う。 理由は、会社員の場合、費用計上の仕方で給料に影響がないから。 でも、個人事業主にとっては経費で計上できるかどうかで所得に違いがでてきます。 ところが慣れていないと、どの項目を家事按分として扱ってよいかどうかが判りません。 僕の場合は、ネットで調べたわけですが、途中で面倒というか、まあいいか、となって、携帯電話の通信費だけを家事按分にしました。 今から考えれば、電気料金も家のインターネット代金も家事按分の対象ですし、新聞料金なども入るかな、とも思います。 先輩の個人事業主や場合によっては税理士に聞くということも必要と思います。 1円でも無駄にしないという考え方が必要であると思います。

入金用口座と出勤用口座を分けるメリットとは、

第一の目的は、公私を明確に分ける、ということです。 その上で、売上専用口座と経費専用口座を分ける、ということです。 コレのメリットは、経理(帳簿づけ)がでラクになる、おカネの動きがわかるようになる、振込手数料でトクをする、ということがあります。 確定申告ソフトを使うと帳簿付を直接的に行うことはありませんが、おカネの動きがわかるというメリットは大きいものがあります。 確定申告ソフトを使えば、月々のお金に関する色々なパラメータに関する表やグラフを見ることができますが、その際に余計な手間をかけなくて良くなるということです。 まあ、単純に考えれば、幾ら儲けて幾ら使ったかが判る、ということが一番のメリットですね。

請求書、旅費明細書などの定型フォーマットって必要?

必要ですね。 僕の場合は、先輩コンサルタントから入手しました。 これがあると請求書の作成だけでなく銀行口座のデータの仕訳も本当にやりやすくなります。 また、旅費明細書を作ることで、活動のエビデンスを作れるだけでなく、銀行口座の項目で一番数が多くなる可能性のある旅費の関係のデータの仕訳がやりやすくなります。 旅費データの仕訳が一番時間がかかるわけで、これが楽にできると確定申告のための時間は大幅に短縮できます。 追加情報ですが、旅費の関係で必ずしも領収書を入手できない場合があります。 この場合には、出金伝票を使って経費の計上を行いました。 

領収書は項目別にこまめに整理する、これが一番大切!

領収書がないといくら銀行口座のデータがあっても経費とは認められません。 領収書をきちんと管理する必要があります。 領収書を税務署に提出するわけではないですが、提出の要求があった場合には提出しないといけません。 確定申告ソフトで仕訳するデータには領収書を添付できるようになっていますのでPDF化したものを全てのデータに保存するようにしました。 これはデータが溜まってしまうとおっくうになるので、できれば毎週、毎週が無理でも毎月キチンと整理すべきですね。 僕の場合は、数か月ためてしまったのでデータの処理に時間がかかってしまいました。 反省です。
領収書の処理は、具体的な活動に係る経費だけでなく、医療費や全ての出金に関するデータに対して行うべきです。 定期的な作業がキチンとできれば確定申告の際に慌てることはなくなります。

ここまでのことを行えば、あとはボタンを数個押すだけ。

確定申告ソフトを使っての感想は、銀行口座のデータの仕訳を行ったり領収書や請求書などのエビデンスを添付するような作業をしただけで、本当にこれでOK?と思い続けたことです。 あまりに簡単なので、これでいいの?という感じでした。 でも、これで良いのでした。 確定申告に必要なデータは、日々の活動に関するデータに、保険や年金のデータを加えることで、必要なデータは全て入っているわけで、計算はソフト側がてくれるので悩まないことですね。 また、e-taxで税務署に提出した後でも、間違いがば税務署から連絡が来ますので、修正して再提出を行えば何も問題はありません。 僕は、今、2回目の修正版を提出しようとしています。 
ちなみに、税務署に提出する書類は以下の2種類です。
1)確定申告書B:4枚もの
2)青色申告決算書(一般用):4枚もの
これに医療費控除がある場合には、その明細データ
これだけです。 個人事業主の皆さん、確定申告ソフトを使って本来のビジネスに使うための時間を確保して商売繁盛に繋げましょう。

 

(追伸)本日、修正版の確定申告書Bと青色申告決算書を提出しました。
    追加の電子納税も行いました。 少額ですが納税できました。

 

 

 

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