変わりモノがいい!

変わりモノには価値がある・・・ハズ?

JetRacer ProのOLEDに表示できました。

なあんだ、アプリが入っていなかったので表示できなかったのか。

こういうこともあるんですね。
JetRacer Prには、128x32のOLEが付いています。

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Raspberry PiでJetRacerを動かしていた時にはOLEDにキチンと情報が表示されていたのですが、Jetson nanoに切り替えた後はOLEDに表示しなくなりました。
I2Cをインターフェースとしているモーターも動いていないので通信系の問題かと思い色々調べましたが、なんということはない、アプリが入っていなかっただけでした。
メーカであるwaveshareの記事通りにやっているのですが、この件だけでなく幾つもの不備があるわけでして、本当に不思議です。
アプリが入っていないのが原因ではないかな、と思ったのは、Raspberru Piを使うPiRacer Proの記事にはOLED用アプリのインストールに関する記載があり、Jetson nanoを使うJetRacer Proの記事にはOLEDに関する記載が無かったからです。
でも最初は、そんなバカな、標準のJetson nano B01用のSDカードイメージにはアプリが入っていて、僕はJetson nano 2GBを使って、JetRacer Pro用の標準のイメージを使わなかったのでOLED用のアプリが入っていなかったのだろう、と思いましたが、どうやらそれは怪しい感じです。
問題の記事は、コチラ。
これがRaspberry Pi用でページの最下段にOLED用アプリのインストールに関する記載があります。

www.waveshare.com

かたやこれがJetson nano用のページですが、OLED用アプリに関する記載はありません。
両者は、細かな手順の違いはあるものの、大きな違いはOLED用アプリのインストールがあるか無いかというところです。
でも、モーターも動かないのでI2Cの設定の問題も否定しきれないので念のために調べてみました。
ターミナルから、
i2cdetect -y -r 1
と入力します。
その結果が下の写真です。
ちゃんとアドレス3cにデバイスが存在しています。
OLEDはちゃんと繋がっています。

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ということは、いよいよOLED用アプリが入っていないことが原因の最有力として考えられるのでネットで調べてみました。
下の記事は、JetbotにOLED用アプリを入れたことに関するものですがJetbotに入っていないということはJetRacer proにも入っていないと考えても不思議ではないですよね。
ということで、ダメ元で記事にある手順でOLED用アプリを入れてみました。

www.jetsonhacks.com

アプリをインストールした後にJetRacer Prro起動時にOLEDのサービスが動くように記事に従って設定し、そして再起動。
結果、下の写真にあるようにOLEDに情報が表示されました。

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あれまあ、アプリが入っていなかったのがOLEDに表示が出ない原因だったのか。
それにしてもメーカのwaveshareって、本当に自分たちが作った記事をベースにJetracer proを立ち上げたことあるんだろうかと思いました。
ネットにでているJetRacer Pro関係の記事が少ないのは売れていないことが原因かな、と思っていて、売れていない原因が、こういうところにあるのかな、とも思っています。
PiRacer Proの記事でも同じことがありましたが、記事そのものに従って立ち上げようにも立ち上がらず、動かすためには、かなりの調査と思考力が必要です。
まあ、良い頭の体操になっているので不満はありませんが、JetRacer Pro愛好家が増えにくいなと残念に思った次第です。
さて、残りはモータを動かすことです。
これに関しては、Jupyter notebookにあるプログラムを動かすとモータが動きはしました。
ということは、通信系を含むハードは問題がないようで、これもJetRacer Proのアプリ、設定の問題になると思います。
本件は、今から試行錯誤して原因を見つけていこうと思います。
ということで、今日はここまで。
では、また。

 

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