バージョンアップ！ 天使のささやき？ 悪魔のささやき？
収入を得るということは大変なことです。
僕はMac系PC3台、Windows系2台、Chrome系1台を所有しているのでいくら何でも持ちすぎでしょ、ということで、数台を売りに出すことにしました。 買うほうは以前は（と言っても5年以上前？10年前？なると思うが）、Yahooオークションを使っていたが、売るほうは1回だけメルカリを使ったことがあるだけ。 今回もメルカリでMacbook Airの2013年版を売ることとしました。 出品後、売れるまでには2か月以上かかりましたが無事売ることができホッとしていました。
商品の発送も終わりお互いの評価も終わって、さて相手側の評価はどうだったなか？と見てみると、悪い、となっていました。
？？？と思い、内容を見てみるとカメラが使えない、ということでした。
これが判ったのが先週の土曜日、それから悪戦苦闘が2日続きました。
未だに全快とは言えない状況で、心の中では、
バージョンアップ！、は、悪魔のささやき、という言葉が浮かんできました。
バージョンアップ！、は、天使のささやきであることのほうが多いので、
そういう意味では、
バージョンアップ！、は、天使のささやき？ 悪魔のささやき？
という気持ちです。
いったい何があったの？
遠隔で何が起きていたかを調べるのは結構大変です。 それもメルカリでは売買の当事者同士の情報は一切判らないので、チャットっぽいやり取りでしか情報が得られません。
カメラが使えない？ どのカメラのこと？ から始まり、 ⇒ 内蔵カメラでした
全てのアプリで使えないの？ ⇒ ZoomとLineで使えないとのことでした
が、15回程度のやり取りでZoomが使えた、となり
その後、追加で5回程度のやり取りで、OSを最新版にしたという情報が入りました。
れれれ？？？、今回のMacOSのバージョンアップってメジャーバージョンアップであり、かつ、過去のバージョンアップとは性格が違うバージョンアップではなかったかと調べたら案の定、MacOS初の64ビットOSへの移行でした。
僕が売った時には32ビット最後のOSであるMojaveをインストールしていましたが、購入者は入手後に最新版OSであるCatalinaにアップデートしたようです。
このCatalina、64ビット版ということで32ビット版のアプリに影響がだけではなく、セキュリティーが強化されており、アプリのインストールだけではなく、マイクやカメラのアプリによる使用可否も厳しく管理しているようです。
購入者と追加で10回程度のやり取りをしてアプリは全て64ビット版になっていること、Line以外では内蔵カメラは使えていること、Lineではそもそもカメラの選択さえできない（内蔵カメラを認識していない）ことが判りました。
Lineアプリのアンインストール、インストールというのは当然行うも変化なし。
こうなると重病人であり内科的な処置（設定変更や再インストール）ではなく外科的な処置（OSダウングレード）しかないかな、と思っているところです。
今回の件に似た話がネット上に2件ありました。 これら２件も未だにケリがついていない可能性があります。
ちなみにCatalinaのセキュリティー強化に関する記事がコチラ。
皆、バージョンアップの連絡が来たり、今回のようなメジャーバージョンアップの際には、夢のような世界が広がるような感じで簡単に受け入れてしまう傾向がありますが、僕は要注意と思っています。 特に古いPCに新しいOSを入れていく際にはリスクが付きまとうもので、それをよく理解し、万一のことが起きたらどうするかを考え、それを自分でできるかどうかも考えたうえで、行う、行わない、の判断をすべきと思っています。
この土日は本件にかかりっきりでした。 折角購入してもらったのだから気持ちよく使ってもらいたいと思い、協力できることはやっていこうということで、ストーカー1歩手前の状態の３０数往復のチャットを行って、Lineのみ内蔵カメラが使えない、使えない原因はLineアプリが内蔵カメラを認識していない（使えることになっていない）というところまで来ました。
このやり取りに購入者が疲れたのか、今はチャットは休止中です。 購入者にしてみれば僕は悪魔だったかも知れませんね。 天使になろうとしたのですがね。
天使と悪魔、表裏一体ですね。
では、また。
