変わりモノがいい!

変わりモノには価値がある・・・ハズ?

ホルター心電図検査装置を付けてきました。

久々のホルター心電図検査です。

昨年の12月の初めに、心房細動に起因した急性心不全の症状を発症し、今年の2月末に心房細動の処置手術をしました。

f:id:ken2017:20200903121834p:plain  心房細動の図

www.oshiete-shinbousaidou.com

この処置手術は、肺との間の血管の周りに火傷の状態を作り、ここから侵入してくる不規則な電気信号を阻止することで心房細動を抑制するものです。
火傷の状態のでき方によっては、処置手術後に再度信号が入り込む可能性もあります。
術後半年経過した時点で再発がなければ手術は成功、再発があれば2度目の手術を検討する必要があります。
2ヶ月前ぐらいから、2週間に1度ぐらいの頻度で、夜寝ている時に心拍数が120程度になる状態が起きるようになりました。
その状態は数分で終わるのですが、2週間に1度は起きています。
これはApple Watchのアプリによって常時記録をとっている心拍数のデータから判りました。
Apple Watch様さまです。
このことを主治医に相談した結果、ホルター心電図検査装置を付けて2週間連続の心電図の記録を行うこととなりました。
今日は、これを付けるために病院に行ってきました。

doctorsfile.jp

このデータを主治医や不整脈の専門医が解析して2度目の手術の要否を判断することになります。
それにしても医学の進歩には目を見張ります。
人間、少々では死にません。
私が心臓を壊したのは、41歳の時。
なんと心筋梗塞になりました。
若い頃から、残業200時間以上(貧乏なので残業代は出ませんよ。今ではブラック企業と呼ばれるんでしょうね)とか、エンジニアでありながら年間の日帰り出張を主体に出張日数85日とか、毎月1度は徹夜とか、所属していた事業部は基本的に貧乏で好不況の波の影響を受けやすく不況になると社員の若いものから転勤させたり外注の人のクビを切り人数を減らすことで生き残りを図るような状態を何度もやってきたというような、普通でない会社生活を続けてきた結果、予想以上に体や心を酷使していたようです。
僕は、人間、肉体的なストレスでは絶対に倒れないと思っています。
たとえ200時間の残業をやろうが、目的がはっきりしていて自分でやりたいと思うことをやる場合には何の問題もありません。
但し、肉体的にはダメージが蓄積されており、この状態で精神的なストレスが加わるとスイッチが押され、倒れる、ということになります。
僕の場合もそうでした。
働いても働いても状況は改善できず、一緒に働いてきた外注の人に会社を去ってもらわないといけなくなり、それが1回で済まなくて2回、3回と続きました。
出張から帰る先は家ではなく工場に帰り、次の日の出張準備を行い、夜中の2時ぐらいに家に帰り、それから夕ご飯を食べ、朝7時半には家を出る、ということを繰り返していました。
その時には判らなかったのですが、相当精神的なストレスがかかっていたと思います。
問題はストレスがかかり続けているときはまだ良いのですが、ストレスが一時的に軽くなりホッとした時に心筋梗塞になりました。
僕の場合は、ゴルフ場でした。
でも心筋梗塞とは思わず、苦しみながら最後まで周り、家に帰ってから自分で車を運転し市立病院の夜間診療に行きました。
運悪く夜間診療の医者が小児科医で心筋梗塞の状態を把握できず、いくら訴えても問題ないと言われ最後には心配なら別の医者に行ったら、と言われました。
医者がここまで言うのなら、と、痛みを土日月の昼まで我慢し、月曜の昼から出社しました。
色々なことがあって、その週の金曜日にマトモな総合病院に行き、心臓の中にできた血の塊がエコー検査で見つかりました。
心筋梗塞で心臓の動きが悪くなり、心臓の細胞の一部が壊死し、結果、心臓の中に血の塊ができたようです。
当時の主治医が担当した患者のケースで3番目に大きな血の塊だったとのことでした。
本当に危機一髪でした。
血の塊の一部が脳にでも飛んでいたらとおもうとゾッとします。
心臓の検査をした結果を主治医のところの持っていく前に、これが最後かもしれないと思って吸ったタバコのことは今でも覚えています。
それから20年以上、毎日薬は飲んでいますが、僕の心臓はよく動いてくれています。
でも、くたびれてきたためか心房細動が起き始め更には急性心不全にまでなったのかなと思っています。
これからも心臓を大切に使っていかないといけないので主治医の指示に従って必要ならば手術も行なっていこうと思っています。
今回はホルター心電図検査装置を付けに行ったことを機会として、僕の経験談をしましたが、教訓としては、
1)普段と違う状態になったら悩まずに救急車を呼ぶ
  自分の車で行くのと、救急車で行くのでは対応する医者も違います。
2)体の問題は楽観論ではなく悲観論で考える
  リスクに対する対応と同じで楽観論が外れた時の影響と悲観論が外れた時の影響の
  違いを考えると、どちらの対応にすべきかは明白ですね。
というものです。
皆さん、体は大切にしましょう。
そして体を大切にするために、精神を健全に保ちましょう。

では、また。

 

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