早くお出かけできる日が戻ってこないかな。
ここまでくると異常を通り越して恐怖ですね。
今年の2月はじめの段階で今のような状況になると誰が想像できたでしょうか?
誰も予想だに出来なかったことが目の前に展開しています。 お店も営業時間短縮や休業しているし、主要交通機関も減便を余儀なくされています。
あの新幹線でさえ減便です。 航空各社も減便です。 現役時代、沢山の出張をこなしていた身としては寂しい限りです。
社会全体を体に例えると、交通機関は血管で、そこを流れる人は血液、そこを流れる品物は酸素や栄養分、と思っています。 また、お店は五感に相当するものと思っています。 今の状況は、人間で言えば壊死しているみたいなものです。 この状況から1日でも早く脱出すべきです。 下に、今の東京駅と昨年の夏の東京駅のホームの様子の映像を添付します。 帰省ラッシュにあったときは嫌だなと思っていましたが、今となってはもう一度経験したいと心から思います。
新幹線はガラガラ 新型コロナの影響で出張は自粛か Effects of coronavirus Wow, the Shinkansen train is empty
メディアでは在宅勤務やWeb会議に移行すると言っているけど本気で言っている?
僕には、理解できないんですよね。 在宅勤務で仕事ができるか、Web会議でことが足りるか。 本当に出張は不要なのか?
今は非常事態なので仕方がないと思っています。 でも、あくまでも非常事態です。 思い出してください、BCPってやってきたじゃないですか。
BCP:事業継続計画 Business Continuity Plan
BCPとは、企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことです。 今回もBCPが機能しないといけなかったのですが、想定を超える事態になったので思うようなことができず、更にはBCPは広く見ても日本、とか、特定の地域における緊急事態への対応計画として準備してきましたが、今回は全世界レベルでの緊急事態なので全くと言ってよいほど機能できなかったと思います。 みんな止まっちゃいましたので。
そういうことから考えていくと、如何にしてBCPをより強固にしていくかということが大切で、緊急事態には在宅勤務もできる、Web会議もできる、という仕組み、システムが必要であり、平時においてもそれをやる、ということとは問題が違うのではないかといますね。
学校の9月入学の問題と同じで、今考えるべきは緊急事態における学業のやり方であり、9月入学がその答えかというとNOですよね。 緊急事態への対応は、ネットを使った授業ができるようにするとか、それを行える能力を持った教員を準備するとか、全世帯をネットで繋ぐとかいうことですよね。
今一度、今の状態は人間で言えば壊死している状態なので、如何にしてその状態から離れるかを考えるべきで、壊死している状態に慣れて死なないようにしましょう、ではない、ということを認識する必要があると思います。
そうして1日でも早く、楽しい出張に行ける日が来ることを祈るばかりです。
出張に沢山行った結果、鞄の山が出来てしまいましたが。
僕は現役時代には、多くの出張に出ていました。 今から20数年前にはエンジニアでありながら年間85日も出張していました。 それも多くが日帰りで北伊丹、福山、熊本、高崎、ひたち那珂、たまに台湾、シンガポール、ドイツ、イタリアへ行っていました。
当時の出張は、新しい装置を開発し、それを売り出し、現地で稼働を開始したら色々と問題が発生して対応しないといけない、そのためには直接顧客と会話が必要、ということで出ていっていました。 熊本には年間30回出張に行った年もありましたね。 今から思えば懐かしい記憶です。 出張が多いこと、不具合対策に追われていることを台湾の顧客が理解してくれて、台湾へは1泊2日で行っていたのですが、もう1、2泊増やして休養するようにと言われたこともありましたね。 出張や会議が非効率であり不要という論調が今は強くなっていると思いますが、無駄なことにこそ意味があることがあり(健康に悪いものが美味しいのと同じ:言いすぎかな?)、僕たちは積極的に出ていっていました。 そうやって継続受注を確保したり、新しいお題を見つけたり、コンペチタ―の振る舞いを観察したりしていました。
50歳ころからはアメリカ出張が増え、アメリカの場合は、短くて1週間、長いと1か月という出張でした。 こういう出張に対応するために増えたのが鞄です。 今家にどんな鞄があるかと確認したらあるわあるわ、7個の鞄がありました。
それがコレです。
1)出勤用の鞄
あこがれのタスティングの鞄です。
丈夫な革製の鞄でお気に入りです。
これが一番愛用した鞄です。
既に生産中止になっていますが、15年以上使っています。
丈夫で長持ち、かつ、軽くて収容能力たっぷり。
台湾出張で買ったラー油が鞄の中でこぼれたことも良き思い出です。
3)2,3泊の国内出張と1,2泊の海外出張用の鞄
これは正直なところあまり出番がなかったですね。
上の日帰り出張用の鞄に結構モノが入るのでこちらを使っていました。
ここ最近愛用していたのがこの鞄。
パソコンや書類が多いと手に持っての移動がいやになってくるので
キャリータイプで雨に濡れても良いモノ、ということで買いました。
ぱっと見た目でなんちゃってRIMOWAと判ってしまうものですが
安さ一番ということで選択。
5)1週間以上の海外出張用の鞄
下の写真の下側の青い鞄です。
これはアメリカ出張専用として使いました。
使っていた鞄がアメリカの空港での扱いが酷くて(平気で鞄を放り投げます)
壊れてしまい、友達がANAからサービスで手に入れた鞄をビール券1万円分
と交換して手に入れたもの。 これも見た目によらず丈夫で重宝しました。
ちなみに青い鞄の上の鞄は、ダラス出張の際にBrookstoneで戦車を
買った際に鞄に入らなかったので急遽Targetで手に入れたものです。
また、海外出張には現地で活動するために下の鞄も使っていました。
話が長くなりましたが、日本を壊死状態から早く回復させる必要があります。
壊死状態を日常化してはいけないわけで、武漢ウイルス対応はあくまでも
BCP対応で対策を考えるべきです。
緊急事態宣言が解除されたら、皆さん、お出かけしましょう。
出張に行きましょう、飯食いに行きましょう、飲みに行きましょう。
血液や酸素を体に回すように日本中に生命活動を復活させましょう。
僕は、まずは母の日に母に会いに行けていないので会いに行きたいと思います。
では、また。