変わりモノがいい!

変わりモノには価値がある・・・ハズ?

完敗でした。

全く歯が立ちませんでした。

先の記事で書きましたように、将棋AIで学ぶディープラーニング、という本を頼りに悪戦苦闘しながら、コンピュータ将棋の理論的把握、学習行為、将棋AIの実装と進めてきて、将棋GUIの将棋所をインストールし、有名どころのUSIエンジンを入れ、作りこんできたUSIエンジンを登録していよいよ対局ができるところまで来ました。 本日は、その結果報告を致します。 第29回世界コンピュータ将棋選手権優勝者のやねうら王と対局しました。 一言でいって、完敗、です。 全く歯が立ちませんでした。
流石、チャンピオンは強いです。

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対局の状況

対局の条件として、持ち時間は無し、の、一手10秒、僕が先手ではじめました。
対局の動画を添付しますのでご参考。


2020年5月14日の対局ー1


最初の30手過ぎまでは比較的順調に進んでいきました。
40手の段階でちょっと差がついたような評価となり(画面右のグラフの白いバーが下に伸びて後手優位となっている)、嫌な感じになってきました。
致命的なのが47手目で同銀と歩をとってしまい次の手で銀まで取られる状態になってしまいました。 そりゃないだろ、という手です。
それから10手進まないうちに評価値が振り切れるほど後手優位になり、68手目では大切な飛車も取られ、86手目からは雪崩を打ったように後手の攻撃が続き、99手で投了となりました。 完敗です。
ちなみに、勝敗の表現を調べてみると、
 圧勝 大きな差で勝つこと
 大勝 [文]おおいに勝つこと(←→大敗)
 完勝 文句のつけようがないほどみごとに勝つこと(←→完敗)
 辛勝 [文]競技などで、やっと勝つこと(←→楽勝・惜敗)
 楽勝 らくらくと勝つこと(←→辛勝)
一方、負け方のほうは…
 惨敗 みじめな負け方(で負けること)
 大敗 [文]ひどく負けること(←→大勝)
 完敗 文句のつけようがないほど、完全に負けること(←→完勝)
 惜敗 おしいところで(試合/勝負に)負けること(←→辛勝)
今回は、完敗です。

さて次の手は、

今回は、方策ネットワークを使った将棋AIでやねうら王に挑みました。
方策ネットワークは、局面を画像として入力し、着手の確率を出力する(指し手を予測する)ニューラルネットワークです。 今回の学習では、テストデータに対する一致率は30%弱で、やねうら王とか競合に勝つにはもっと値を高める必要があるのだと思います。 今できることは、学習量を増やすこと、価値ネットワークで学習した将棋AIで対局すること、の、2つあり、後者をやってみることとしました。
ちなみに、価値ネットワークは、局面を画像として入力し、勝率を出力するニューラルネットワークです。
今、学習処理を行っている最中ですが、学習全体の30%程度の段階で一致率が56%となっており期待が持てそうな感じです。
明日には対局できると思います。

再対局させてみました。

やねうら王とNOZOMIを対局条件を変えて再戦させてみました。
持ち時間なし、一手10秒、やねうら王が先手でやりました。
結果は、やねうら王が136手で勝ちました。
前回とは違った結果になりました。 このあたりになると条件の違いで勝敗が変わるんだなということを再認識した次第です。 


2020年5月14日の対局ー2

今日は、Macbook Proは学習でフルパワーを使っているので、ここまででやめておこうと思います。

では、また。

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