GRCでSDRを作り始めました。
HackRF Oneを使えるようにするための第一歩
先の記事に書きましたように、HackRF One Portapackを買ったのですが動かすことができません。
そこで、まずはHackRF Oneを使ったSDR(Software Defined Radio)を作ることでHackRF one Portapackに慣れ、その過程を通じて使えるようになっていこうと思います。
そのために買った本がコチラ。
RFワールドNO.44 GRCで広がるSDRの世界
この本に書いていることをトレースすることでHackRF Oneを使ってSDRを作っていきたいと思います。
その前に
でも、その前に、GRCを触るのも初めてなので、確実に動作するハードを使ってSDRを作り、動作確認ができた上で、HackRF Oneに移行したいと思います。
確実に動作するハードとしては、RTL-SDRを持っています。
RTL-SDRはSDRSharpeの上で動作することを確認しています。
動作しているときのキャプチャーがコチラ。
これは、あるFM放送の電波を受信した際の画面でノイズはあるもののFMラジオとして聴けました。
FMといってもWFMです。
ハードは正常に動作しているので、いよいよGRCを使ったSDRの作成に入ります。
まずは本のとおりに回路を組んでみます。
GRCについての知識が乏しいので、まずは本にあるとおりに回路を組んでみます。
お手本の回路がコチラ。
これは、
1)まず信号を入力し:RTL-SDR Source
2)ローパスフィルターをかけ:Low Pass Filter
3)FM復調とデシメーションを行い:WBFM Receive
4)音声信号を出力する:Audio Sink
というものです。
作成した回路がコチラ。
さて、動作開始。
動作はしていますが、音声は出てきません。
ノイズ音だけです。
波形もターゲット周波数である92.3MHz近傍が少しゲインが高くは見えますが音声としては上手く出力できていません。
ということで、今から、これを音声として正常に出力できるようにしていきます。
ということで、今日はここまで。
では、また。