変わりモノがいい!

変わりモノには価値がある・・・ハズ?

なんだこれ? アメリカで買った楽しいもの:Apple Watch Series4

命を守る行動をしてくださいというのでコレを買った。

日本では最近、災害が起きるたびに、命を守る行動をしてくだし、というフレーズがTVに流れる。 具体的に何をしたらよいのか良く判らないが、何をすべきかを教えてくれるのがコレ、Apple Watch ただし、災害時ではなく、体に変調が起きた時、特に心臓に一大事が起きた時に知らせてくれる。

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www.apple.com

あれれ、心臓が勤続疲労してきたかな?

僕は、仕事好きが高じて41歳とときに心筋梗塞を患った。 危なかった。 ゴルフ場で発症し、発症後6時間以内に処置できるかどうかが勝負と言われている中で、結果的に1週間後に入院となった(苦しかったがゴルフを最後までやり、帰宅後に夜間診療に自分の車を運転して行ったが、医者に問題ないと言われ、土日月と苦しんだが、月曜日の昼に痛みが引いてきたので出勤し、火、水、木と出勤したが、家族の要請でもう一度ちゃんとした病院に行ってくれと言われ、近隣では一番信頼ができる病院に行ったところ、心エコー検査で心臓の中に血の塊があるのを見つけられ、即入院、2週間かけて血の固まりを溶かし、その後、手術をすること2回、危なかった)。 当時の生活は確かに普通の人には理解できないものだった。 7時30分には出社、工場から客先へ出張、夜の10時に工場へ帰ってきて、夜中の2時過ぎまで当日の仕事の整理や次の日の出張の準備をして3時に帰宅、それから嫁さんを起こして夕食、3時30分に就寝、を延々と繰り返していた。 そりゃ倒れるよ。
この時に心臓の下のところが壊死してしまった。 これにより心臓が空気が入りすぎたゴムボールのようになり、柔軟性がなくなった。 傷んだ心臓を大切に使うために、血をさらさらにする薬(普通の人の半分の濃さまで薄めた)、血圧を下げる薬や心拍数をコントロールする薬、コレステロールを下げる薬、併せて6種類の薬を飲み続けることになった。 今、もうじき63歳なので発病から22年経過しようとしている。 当時の状況からすればよくもったと思う。 アメリカに出向しているとき、気温の変化が大きいときや冬場で寒いとき、心臓に違和感を感じるようになった。 何だか変だぞ、どうしたんだろう、と思う日が何日もあった。
そういう中で、Apple Watchと出会った。 見た瞬間、これは買いだ、と思った。

 心電図測定って日本で売っているApple Watchでは使えない機能なんだ。

Apple Watchの凄いところは、心拍数の測定や心電図の測定ができること。 Apple Watchの裏面(手首の上に面するところ)にセンサがあり、それで測っているみたい。 そのデータをiphoneに送り専用アプリでデータ処理して判りやすいグラフで状態の確認ができる。 心拍数と心電図の事例を下の図に示すね。
<<心拍数>>

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<<心電図>>

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 ところが日本で売っているApple Watch医療機関の許可が取れていない(申請していない?)ということで心電図測定はできないみたい。 ということで2018年のブラックフライデーの時にダウンタウンApple Storeまで買いに行った。

日本でも心電図測定の機能の有効化を急ぐべきだね。

日本でも早く認可を出すべきと思うね。 ネットでは、Apple Watchのおかげで心房細動が見つかって直ちに医者にかかることができたというニュースを多く見るようになった。 
僕もApple WatchNo恩恵に与っている。 僕は、2019年3月末に日本に帰国し、4月から個人事業主として活動を開始した。個人事業主は体が資本(?)ということで、Apple Watchでの心拍数のチェックと心電図のチェックは毎日行っている。 11月は結構忙しく仕事し、1週間ぶっ続けでの出張を月に2回もやってしまった。 このころ、就寝時の心拍数が140台とか160台という状態がづっと続いていた。 変だなとは思ったが、体に明確な変化が起きていたわけではないので、忙しく仕事を続けていた。 そうして迎えた12月初旬のある夜、寝苦しくて目が覚めた。寝ようとしても咳がでて寝れない。 体を起こすと咳が止まる。 朝になって色々調べたら心臓性喘息の可能性があった。 かかり付けの病院で診てもらったら急性心不全が起きていたかもしれないということだった。 急性心不全が起きて血液の循環が悪くなり、結果、肺に水が溜まり喘息の症状が出た、と。 Apple Watchで就寝時に心拍数が高い状態が続いたのには理由があったんだとその時に理解した。 利尿剤で肺の水を抜き、β遮断のシートで心拍数を落ち着かせると、今度はApple Watchが就寝時に毎日、心房細動を検出するようになった。 どうやら急性心不全で心臓が傷んでしまったみたい。 その後の病院の検査でも常時心房細動が起きていることが確認された。 不整脈の専門医と相談の結果、心房細動への処置としてカテーテルアブレーション手術を行うことにした。 この結論に至るまでに年末から年始にかけて数度の検査を行ってきたが、その際に病院での検査結果だけでなくApple Watchの日々のデータを主治医にも見せ、参考にしてもらった。

成長戦略とは、こういう領域に入っていくことでしょ。

アベノミクスが謳っている成長戦略という言葉があるが、今一つピンと来ないし、国会でのやり取りを見ていると与野党問わず守旧派勢力が改革派を攻撃し変えないように変えないようにしているとしか見えない。 そばの種類かと思うような名前の問題もそうだし、野党国会議員による旧官僚の人権攻撃もそう。 日本は遅れている。 技術的には遅れていなかった(最近は怪しいが)。 それにあぐらをかいているうちに世界の流れについていけなくなった。 モノからコトへ、ということをお念仏のように唱えても何も変わらない。 モノを大切にし、モノに変化を加え、コトである利用者の経験や利便につなげていく。 今まで体験できなかったことが体験でき、見えなかったものが見え、出来なかったことができるようになる。 世界は既にこの領域に深く入り確実に成果を出してきている。 日本は入り口にさえ入っていない。 そのことを多くの日本人が知らない。 結果、TVのワイドショーみたいなことが未だに続いている。 そろそろ本気にならないと周回遅れになり、勘違いして一番になった、と言いかねない。 そういう危険な状況にあることをApple Watchを見ていると感じてしまう。 悲喜こもごもだね。




 

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