変わりモノがいい!

変わりモノには価値がある・・・ハズ?

久々にDeep Racerのことを思い出しました。

Deep Racerの登場には本当に驚かされました。

Deep Racerが販売されたのは昨年の3月です。
僕は昨年の3月末までアメリカに住んでいたのでDeep Racerの予約が始まった時に悩みに悩みました。
発送時期が引っ越しの前後で、かつ発送の日が確定していなかったので買うべきか買わないべきかを悩みました。
後輩宅に送り、日本に送ってもらっても良かったのですが、それなら日本に帰ってから手配してもいいかと思い、買うのを諦めました。
最近、Raspberry Piを久々に動かし、TensorFlowでニューラルネットワークを構築し、Coral TPUで高速化し、物体検出をしていく中で、Deep Racerに対する想いが思い出されることになりました。
忘れられないものです。

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Deep Racerってなに?

そうですよね。
Deep Racerを知っている人は少ないですよね。
ということで簡単にDeep Racerについて説明します。
Deep Racerは、AWS(アマゾン ウエブ サービス)が提供している強化学習((RL:Reinforcement Learning)によって自走する11/18スケールのレーシングカーで強化学習モデルの作成を身近に体験できるキットです。
昨年の年始または一昨年の年末に予約が開始され、確か250ドルか300ドルぐらいだったと記憶しています。
昨日値段を調べてみたら399ドルでした。
また、日本への配送はできませんでした。
残念。
AWSは、クラウド系のサービスの提供をしており、その中には当然機械学習を使ったサービスも豊富にあります。
AWSのライバルは、GoogleでありMicrosoftでありSEAMENSです。(日立がなんとか食い込もうとしています)
AWSは自社のサービスの宣伝、顧客の裾野を広げる目的でDeep Racerを始めたのではないかと思います。
Deep Racerに関するAWSのホームページを添付します。

aws.amazon.com

Deep Racerには、世界的なレースがあります。
それに向けて、参加者はシミュレータで強化学習を行い、作った強化学習モデルをDeep Racerにデブロイ(実装)し、自走型レースリーグを戦っていくことになります。

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リーグに参戦するには、実際は幾つかのハードルがあります。

Deep Racerのリーグ参戦へのハードルとは?

まずはお金です。
強化学習のためのシミュレーターはAWSのサービスを使って行います。
これには1回で3ドル程度かかります。
人によっては、月に数百回のシミュレートを行なっていたようで、小遣いの範囲を超えています。
次がDeep Racer本体の入手です。
上に書いたように今ではアメリカに行った時かアメリカにいる友人に頼んでアメリカで手に入れ日本に送ってもらうしか Deep Racerを手に入れることはできません。
これは普通の人にはかなりハードルが高いことです。
シミュレーターで強化学習モデルを作っておけばレース当日に実機に実装すればいいじゃない、という声もありますが、どうもシミュレータと実機では動きが違うようです。
皆、苦労しているようです。

dev.classmethod.jp

最後は、Deep Racerを走らせる場所の問題です。
実際のレース会場の光景を見ても、こういう場所を確保して練習することは厳しいなと感じます。
Deep Racerを手に入れることができても実際には動かすための場所がなくて動かせないだろうなと思いました。
これらの理由からか、2019年の世界大会では企業からの参加チームが上位を独占しました。
日本のDNP(大日本印刷)のチームが、1位、2位、3位を独占です。

www.dnp.co.jp


AWS DeepRacer League Championship Cup Final 2019
これはこれで凄いことではありますが、なんとなくですが違和感も感じました。
企業が子供たちの機会を奪っては良くないのではないか。
理科離れが進む日本の社会に再度理科好きな子供たちを増やすことはできないものか。
ありました、AWSのサービスを使わないで同じようなことができるイベントが。
それがコレ。

Maker Faire

Maker Faireです。
Maker Faireは、アメリカのテクノロジー系DIY工作専門雑誌であるMakeが主催する地上最大のDIYの展示発表会です。
Youtubeに動画も出ていますが、子供たちが楽しそうにしている姿を沢山見ることができます。

makezine.jp


Maker Faire Tokyo 2019 - Official Digest -4min

話は変わりますが東京はいいですね。
いろいろなことを経験できます。
僕は田舎に住んでいますが、田舎の子供達にもなんとかこういうものを経験させたいなと思います。
Maker Faireの動画を見ているとなんとDeep Racerに近いものがありました。
Donkey Carです。

robotstart.info


Donkey Car - autonomous driving

 

これならできるか、です。
日本のAmazonで買うこともできます。

 お値段も誕生日プレゼントかクリスマスのプレゼントの先取りと考えれば買えないこともないと思います。
また、Qiitaにはシミュレータもあるようです。
ということで、またまた悩んでいます。
買おうか買うまいか、と。
ちょっと引っかかっているのは走行場所ですね。
買った時に走行練習用のシートが付いているのですが、サイズは2mx3mと、我が家でいえば2階のおどり場を整理すれば敷けるかなというサイズです。
2階のおどり場を整理できたら買おうと思います。
でも、そのときまで遊ぶおもちゃが必要なので今日は今からその探索に入ります。
では、また。
 
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